BCL

子供の頃、BCL(Broadcasting Listening: 遠く離れた地方の放送局を聴くこと)に凝っていました。
BCLといっても、いろんなジャンルがありますが、私が好んで聴いていたのは中波放送です。

中波放送というと、昼間はごく近くの放送局しか聴こえませんが、夜になると上空の電離層(E層)で電波が反射されるため、けっこう遠くの放送局が受信できるようになります。

一昔前は、深夜、月曜日の早朝など、国内・近隣諸国の中波放送局が停波(電波を停める)する時間帯も多くて、中波BCLが楽しめたものです。

ある放送局の電波が停まった瞬間、覆いを取り去ったようにそれまで全く聞こえていなかった放送局がふわっと浮かび上がってきます。この醍醐味は味わった者でないと理解できないと思いますが。

またある時には、(聖徳太子のように)同一周波数で混信している2,、3の局を聞き分けるという技も要求されます。

滅多にありませんが、電波状態(伝搬状態)に恵まれると、冬の早朝など、ごく普通のポータブルラジオで朗々としたアラビア語放送が強力に聞こえていることもありました。「ここは中近東か?」と錯覚を覚えたものです。

最近は余裕もなく、BCLからも遠ざかっています。(中波放送の遠隔受信はかなり困難になっていることと思います。)


放送を受信して受信報告書というものを書いて放送局に送ると、受信確認証(QSLカード、正確にはベリカードという)を送ってくれます。手元に残っているQSLカードコレクションの中から、昭和38年頃のものを中心にまとめてみました。QSLカードの著作権はそれぞれの放送局にあります。私のコレクションとして紹介していますが、万が一不都合があればご指摘下さい。

かなわぬ夢ですが、世界各地に中波の放送局がぼちぼちでき始めた時代、混信のほとんどない環境で、現在の受信設備を持ってBCLができたら素晴らしいものと想像します。(実際に当時の海外中波局が遠距離受信されていたという事実について何かで読んだ記憶があります。)

国内で私の受信した珍しい放送局の受信音も一部公開しています。遠方の海外局が実際にどのように聞こえるか、興味のある方はダウンロード試聴して下さい。

(2008年2月加筆)

QSLカード集(1998.2.21現在)
日本国内
中波放送
北海道地方
東北地方
関東地方
中部地方
北陸地方
近畿地方
中国・四国
九州地方
沖縄
日本国内FM放送局
日本国内TV放送局
珍しいQSLカード



受信テクニック(国内中波編、1970年頃)
1977年当時の海外放送局受信音集(中波・短波)


戻る