我が家のパソコン


(ホームページ更新中に付き一部削除中です。 2016/12/24)

我が家のパソコン変遷記

私がコンピュータに興味を持ったのは、高校1年生の時である。たしか講談社のブルーバックスであった。調べてみたら、昭和44年、ブルーバックスの第1巻として、「人工頭脳時代」(菊池誠著)という本が出ている。おそらくこの本ではなかろうか。まだ電卓もパソコンもこの世に出ていなかった時代である。平易に書かれたCPUの中の論理演算機構の図を見て、「こんなもので計算ができるのか」と、妙に興奮した記憶がある。生まれつき自然科学が好きで、小学生から中学生のころは、蝶の採集に力を入れていた。それと同じくらい「自動的に計算を実行する機械」というのに惹かれていったように思う。

大学は工学部の応用物理学科に進学。第2希望だったせいもあり、応用物理学が何かは知らなかったわけだが、電子計算機をやっている研究室(応用数学)があった。卒業研究は、その研究室で、大学に設置されていた大型計算機上で稼働する「LISPの制作研究」に取り組んだ。S君との共同研究だったが、NEC社のアセンブラーを使用した数千ステップのプログラムになった。S君と一緒に手押し車にパンチカードを沢山乗せて、何度か、計算センターを往復した。計算機を使用できる時間も回数も非常に限られていた中、初めて書いたアセンブラー言語のプログラムが良く動いたものだと、今さらながら感心する。秋の終りにプログラムを作成していたが、1月には何とか動いた。「恐いもの知らず」が幸いしたと思う。
私のSEとしての原点は、このNECのアセンブラー言語や、4回生になって学んだ、EDSAC(世界最初のストアドプログラム方式の計算機)の魔法のようなBOOTSTRAPプログラムなどにあるように思う。

コモドール CBM-3032昭和48年、大阪で就職、SEとなる。昭和53年に結婚、翌年長女誕生。この長女が伝い歩きしていた頃、コモドール(Commodore)社のCBM-3032というマイコン(パソコンという呼び名はまだなかった)を購入した。我が家のパソコン第1号機である。周囲にもパソコンを持っている人はまだいなかった。
このCBM-3032は、メモリー容量が32Kバイト、小さなディスプレイ一体型のパソコン(写真参照)で、電源オンでROMのMICROSOFT BASICが起動。OKとコマンド入力待ちになるが、OSはこのBASICそのものだった。外部記録媒体はオーディオ用のカセットテープで、専用のレコーダーで読み書きした。これにプログラムやデータを保存できた。
当時は家庭にパソコンがなかった時代であるから、家族のパソコンに対する理解もあまりなく、パソコンに向かってチマチマとプログラムやデータ入力などやっていると、陰気な感じを与えていたようだ。コモドールのCBMやPETといったパソコン用のソフトは、当時のパソコン雑誌にも滅多に掲載されなかった。代わりにシャープのMZ-80用のBASICプログラムがよく掲載された。少しの変更でCBMでも動く場合が多く、ゲームなどをよく移植したものである。本にFORTHという処理系が掲載され、アセンブラープログラムを16進数で入力。FORTHを使って、ロボットを表示、娘が何かキーを押すと、ロボット画像が若干変化する、そんなものを作った記憶がある。

パソコン第1号機の購入こそ他人より早かったが、いかんせんアメリカ製で後継機種も出なかった。国内のシャープやNECからは次々と新機種が現れ、グラフィックス、カラー、漢字、と当時夢のような機能が次々と実装されるのを、指をくわえて見ているだけだった。

日本IBM PS/V Visionやがて四国にUターン。そしてバブルが崩壊・・・。この間、経済的に余裕がなく、パソコンの購入など夢の話で、ただ、ひたすらパソコン雑誌を読んで、気を紛らわせていた。NECのPC98一色だった日本のパソコン界に少しずつ、米IBMのPC(DOS/V機)が浸透してきた。WindowsやOS/2という新しいインターフェース(GUI)が現れてきて、その方面の知識も要求されるようになってきた。そんな折、好きだったタバコをやめるという条件で、日本IBMから発売されていたPS/VVisionというディスプレイ一体型のPCを購入した。(無意識のうちに初代CBM3032と同じ、ディスプレイ一体型のパソコンを選んでいた。) このPS/V Visionは改造しながら、長い間使い続けた。

このPS/V VisionのOSはWindows3.1、ここにMicrosoftのVisualBasicをインストール。長いブランクがあったが、PCのプログラミングを再開する。LLMSというシェアウェアをVisualBasicで開発。シェアウェア作者の仲間入りをしたのもこの時期であった。

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